CD収録直後の数日間は、神経が擦り切れショート寸前。
暇さえあれば繰り返し音をチェックし、原稿内容との誤差がないか、どんな調整をサウンドエンジニアに頼まないといけないか…。エンジニアの編集に間違いは無いのか、台本を用意した私の間違いは?そして私たちナレーターの間違いは?
間違いか無かったかって?もちろんありましたとも。みんな人間ですから。
そして慌てて色んなことを考えて調整を試みて…。え?編集で直せなければ、再収録かも?誰が払うの、そのお金。。。
こういうストレスにやられてくると世界はメルヘン色に染まり、私のお得意の現実逃避が始まります。
まずは私の愛用してきた教材や辞書にまで、どれだけ間違いがあったかを思い出します。それが第6版であったことなどもさらに思い出し、それだけ書き直しても人間のミスは普通見つからないものなのだと。
そんなわけで、私の本の出版後に間違いを見つけられたあなたは素晴らしい。第2版のためにも間違い探しを続けて、見つけた折にはそうっとご報告くださいな。