
地球科学者の方からご質問がありました。
Earth Scienceの
th音からs音に移行するコツは
なんですか?と。
答えは簡単です。
音の繋ぎが難しければ
笛の移動を整えれば良いだけです。
それには必ずスライドが含まれるのですが、
このs音がハート笛であることを考えると
スライドを過度にする必要があります。
日本人の場合、
ハート笛に移行する際に
スライドが少ないと必ず
下唇が下に引かれて
連動の引き金となります。
それを防ぐために
ハート笛の顎の上げ方は特殊です。
テキストの117ページをご覧ください。
○上唇・口角・頰はぶよっ
この三つが上に浮いている状態で
スライドを起こします。
○下唇は強くスライド
なぜ強くに下線を引いたのか、
には深い意味があります。
このスライド度合いが弱いと、
顎をあげる際に
下唇が下の歯よりも低い位置に
止まってしまいます。
これが不注意に起こると
元も子もない状態で
日本語メカニズムに
切り替わってしまうのです。
そして次。
○あごはブニュッと斜め上
「ブニュッと」という説明以外
ありえないほど、
口周りの肉を連れて
あごを肉ごとあげないと、
日本人は必ず
連動にやられ
舌が固まってしまうからです。
それをちゃんと守ると
結果的に次の
○唇内側ハート型
が出来ます。
唇外側にハート型だけではダメです。
連動が起こっています。
内側にハートを作ってください。
笛や舌の条件を
繰り返し箇条書きにしていますが、
これを厳密にやらなければ
失敗原因に気づけません。
日本人の英語発音矯正では
注意深く英語ギアを維持する口感覚を
チェックポイントを使って
覚える必要があります。
それを守るか守らないかは
カタカナ英語に毛が生えた日本人と
ネイティブ発音をマスターした日本人ほどの
差が出ます。本当です。
なので箇条書きセクションを
読み飛ばさないでください。
全音マスターAコース受講者が
まず必ずと言って良いほど
劇的に発音が改善するのは
私がそこを、
つまりチェック項目を
妥協させないためです。
口が覚え
自然にできるようになるまで
常にリマインドし続けます。
つまりそれができれば
独学も可能です。
この英語ギアでしっかりやると
th音からs音は
ゆるゆるのまま進められるはずです。
s音から二重母音に移動するのも、
あごは自然にぶら下がり
元の状態に戻ります。
もう一つ
earth scienceがうまくいかない場合
チェックするポイントがあります。
もしやth音如きで、
顎が動いていませんか?
earthの母音は
単母音2のas in bird。三角笛。
摩擦音2のas in thank (th音)も三角笛。
三角笛同士です。
笛に変化がないときに
舌の動きとともに顎が勝手に動いていたら、
というより
動きたい衝動が顎に現れていたらすでに
日本語連動筋が沸々としている証拠です。
舌が固まっていますから
どうしようもありません。
thの舌は回覧板。
回覧板(110ページ)の動きをもう一度復習し、
舌をゆるゆるのまま回覧板のように
舌横だけで動かす練習が必要です。
詳しくは後日動画に載せますね。
緩く緩く、頑張ってください。
日本人の英語発音矯正は
賢くやらないと
無駄な筋トレで迷子になり
その間違いの根本原因に気づくまで
長い年月がかかります。
スライドメソッド
モリヤマハルカ