The Late Show
- モリヤマハルカ
- 2018年3月24日
- 読了時間: 2分

一昨日、Stephen Colbert のThe Late Showより、ひょんな事から出演依頼があり、「えーそんなあっ」てオロオロ準備していたら、「今回は番組の方向性が変わったので又次回に」と空振りに。
とは言え、トークショーに出演する柄では無いと思っていたので内心ホッとしました。パフォーマーとしての出演で、どんなシーンに使われるのかという、意図の見えない不安もあったのです。
トランプ叩きで有名なショーで、トランプに掛けた人種差別ネタの可能性ありと耳打ちされたのが気に掛かっていました。
人種差別問題はアメリカでは切実な現実問題で、言葉の使い方一つ間違えるとひんしゅくを買うし、このような人気番組で社会風刺ギャグにもなっちゃうこの国。
ニューヨークは正真正銘の国際都市なので、有色人種やマイノリティがいたたまれない気持ちになるようなことは少ないのですが、アメリカも一歩田舎に行くと、白人至上主義以外を知らない、無知のあぶくの中に生きる人も多くて、びっくりします。
同時に日系のオンライン掲示板ですら、日本人が他人種を叩く書き込みを見つけてぞっとすることがあります。
日本でもアメリカでも、人種の優位感は理解に苦しみます。人種差別をできるということは、生きる世界の小ささの証でもありますよね。
アインスタインのquoteで
"I am by heritage a Jew, by citizenship a Swiss, and by makeup a human being, and only a human being, without any special attachment to any state or national entity whatsoever."
というのがありますが、
これが今の私の心情に最も近いと思います。
愛国心と呼ばれるものも
ひとりの人間としてのバランス感覚を崩す
危険な毒でしかないのでは…。
そういう意味で
国を代表するオリンピックでも
選手一人一人は
たかが人間
国を相手に戦う戦争でも
国民一人一人は
されど人間
と思えてなりません。
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