6月22日はわたしの渡米記念日。
初めて
人生をリセットした日です。
その頃
日本の演劇界など
いろんなことに限界と落胆を感じていて
「とにかく新しい土地で何ができるかやってみよう！」
みたいな、大胆で無計画な
好奇心のキラキラだけで
地球の裏側まで飛んできてしまったのでした。
そして24年前の今日
完璧なカタカナ英語で一人
JFK空港に降り立ちました。
機内で配られた税関の書類も
ちんぷんかんぷん。
「〇万ドル以上の現金を持ってるか？」みたいな質問の意味もわからず
隣に座るおじさんに聞いたら
おじさんの説明も全く聞き取れず
「うーん、君は持ってないと思うよ。
Noだと思う。」
と言われ
なぜNoなのか意味すらわからず
「No」をチェックし
とりあえずスッキリしたのを
昨日のことのように思い出します。
それからまあ色々あって
気づけば24年も経ってしまったわけで
ここまでたくさんの人に支えられ
無事に生きてこれたことに感謝。
先の見えない長い年月を
経済的にも精神的にも支えてくれた
両親に感謝。
今
不安に駆られている若者に出会ったら
言ってあげたいのは
人間は強いよ。大丈夫だよと。
そして
困った時は人に甘えなきゃだめだよと。
その代わりに
困っている人をみたら
親身になって
助けてあげようねと。
それだけです。