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第3回
力を抜くと、英語の声は前に出る
―頑張らない口が生む、自然な発音 ―
2026年1月31日
英語を話そうとすると、口や喉に力が入ってしまう。
これは多くの日本人に共通する反応です。
「正しく言わなければ」「間違えてはいけない」という思いが、
知らず知らずのうちに身体を固めてしまいます。
けれど、声は本来、押し出すものではありません。
息に乗って、前へ流れていくものです。
力を入れれば入れるほど、声は喉に引っかかり、
相手に届きにくくなります。
英語の発音で大切なのは、
口や舌を無理に動かすことよりも、余分な緊張を手放すこと。
力をふっと抜くと、あごや舌が自然な位置に戻り、
声の通り道がひらきます。
すると音は、意識しなくても前へ流れていきます。
英語は、そのように“奏でる”言語なのです。
今日できる小さな練習があります。
英語を声に出す前に、軽くため息をついてみてください。
そのままの楽な状態で、
短い英語をそっと声にのせる。
それだけで、
音の出方が変わるのを感じられるはずです。
英語は、頑張って話す言葉ではありません。
これまで聴いてきた音の流れに、
静かに声を重ねていくもの。
力を抜いたとき、
英語は初めて「自分の声」になります。

週刊NY生活
2026年1月31日掲載
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